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まず、お手本ではないのですが、余吾のフィールドノートより、オキゴンベを例にして、ゴンベ・ウオッチングの紹介をします。成果は出ていないので、論文にもしていません。が、その話の中で、何か参考になればと思います。次のような順序で進めたいと思いますので、宜しく、お付き合いください。 1)オキゴンベとの出逢い |
(文・写真・図) |
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図1.産卵が間近いオキゴンベ。左がメス、右がオス。メスの腹部は熟卵ではち切れそうになっている。オスの方が大きく、やや色がくすんでいる。後ろに見えるのは、沈んだ養殖イケスの鉄枠。 鹿児島県川辺郡坊津町。1987年8月2日。18:50 |
1983年から88年にかけて、坊津の海をフィールドにしていた。最初は、魚類相(特にベラ科)とヨソギ、キタマクラを調べる目的で、通っていた。坊津は湾が深く入り込んでおり、季節風に強く、岸からエントリーできるのが魅力だった。 これから、坊津はオキゴンベを中心にした調査基地となりました。翌年は動きがとれず、87年春に坊津に出かけました。以下、次号。 |