HAEDOMARI PRESS


久米島の砂浜

 南風泊(はえどまり)というのは、春に強く吹く南風からの避難港のことです。九州では、冬に卓越する北西風から逃れる為に、多くの漁港は南側を向いています。そこで、こうした南風に強い港が所々にあります。有名なのは、下関市彦島にあり、フグの競り場としても有名です。



イル・デ・パンの夕日

 大学1年の時に、与論、沖永良部、奄美と旅をしたとき以来、南の島の自然、風土、人々に強く惹かれ、魚が好きと言うだけでなく、いつも南の島のことを考えるようになりました。お金も、近くに友人もなく、粗末な農家の下宿で(トイレは庭の中にあり、雨の夜は傘と懐中電灯を持って行く)、じっと、寒い冬を過ごしているときに、書き始めたのがこの南風泊通信です。


ハワイ島のどこか



 南の海の夕暮れ時、浜辺を歩いていると、なにか途方もなく悲しいというか、懐かしいような気持ちになります。Southern down なんて勝手に呼んでいましたが、好い言葉に出会いました。朝日新聞の記者をされていた辰野和男さんが書かれた「りゅうきゅうねしあ」(朝日新聞社)に、何と一言、「懶(らん)」と。
 

南風泊通信


目  次

・漢:寛治-10 ・南風泊通信記 ・僕の旅
・漢:寛治-7 ・漢:寛治-8 ・漢:寛治-9
・漢:寛治-4 ・漢:寛治-5 ・漢:寛治-6
・漢:寛治-1 ・漢:寛治-2 ・漢:寛治-3
・御蔵島顛末記番外編-2 ・御蔵島顛末記番外編-3 ・好きな本
・御蔵島顛末記ー4 ・御蔵島顛末記ー5 ・御蔵島顛末記番外編-1
・御蔵島顛末記ー1 ・御蔵島顛末記ー2 ・御蔵島顛末記ー3

 目次は、古いものを下に、新しいものを上に積み上げています。

TOP ページへ